AI ネイティブな次世代ウェアラブルデバイス
THINKLET®︎は、LTE / Wi-Fi 搭載のウェアラブルデバイスです。mimi® の開発で培った AI 技術・ソフトウェア技術を最大限活かすことができるように独自に設計、人間の肩に乗って人間を助けてくれる「妖精(フェアリー)」のような AI を生み出したいという当社名に込められた想いを体現するデバイスとして開発されました。THINKLET デバイスを利用した LINKLET サービスは、CES イノベーションアワード三冠を始め、各賞を受賞しています。
5つのマイクを搭載し、XFE が動作します。これにより、建設・保守現場やプラント等の高騒音環境下でもクリアな集音を実現し、高い音声認識性能を達成することができます。
1つの広角カメラを搭載し、装着者の視野全体を撮影しリアルタイムに遠隔地に送信することができます。肩掛けの位置に装着されるため、視線カメラと比較して大幅に動画像が安定します。これらの機能により、ハンズフリーで装着者の「体験」を遠隔地と共有することができるようになります。
OS は、AOSP(Android Open Source Project)ベースの独自OSである「Fairy OS」が動作しています。ハードウェア機能を制御するためのソフトウェアは SDK として提供されており、一般の Android 向けのアプリケーションを動作させることができます(一部技術的制約があります)。
THINKLET®︎ は、当社のコネクテッドワーカー事業で取り扱っています。詳細は、コネクテッドワーカーソリューションのページをご覧ください。
THINKLET®︎ は他のウェアラブルデバイスにはない特徴的な音声機能を備えています。一部の機能はオプション機能となり別途ライセンスが必要となります。
プラントや高騒音な現場環境では、環境騒音 80db 以上の現場が数多くあります。このような現場で装着者が発話する場合、周りが煩いため自分の声も大きくなるという傾向があります。この傾向は学術的には「ロンバード効果」として知られている現象です。このとき、マイクで観測される音量は 100db を超える場合があり、通常のマイク系では、入力が飽和してしまい音が割れてしまいます。音が割れてしまうと一切の信号処理ができなくなるだけでなく、音声認識性能が極端に悪化します。THINKLET®︎ ではマイク系が 24bit 相当のワイドレンジを持つため、このような大音量から、ささやき声のような小さな音量までを適切に集音することが可能です。この点は、AI 云々といった高度な機能の議論をする以前に、現場環境で利用する音声デバイスにとって大前提となるハードウェア機能であると言えます。
THINKLET®︎ は 5ch マイクアレイを内蔵しています。5ch 以上のマイク素子を装備するウェアラブルデバイスは世界初(※)です。このマイクアレイ上に XFE 技術を適用することで、あらゆる環境で最適な録音を実現することができるようになります(XFE ライブラリは開発機には搭載されていません。別途ライセンスが必要です)。
THINKLET に搭載されているマイクは、マイク単体でも装着者の音声をより拾いやすくなるように作られています。さらに、XFE ライブラリ(ライセンス別途)の機能として、周辺の環境騒音を大幅に低減して、装着者の声をクリアに集音することができます。下図は、実際の測定データに基づく参考図となりますが、THINKLET®︎ の周囲360度から音声を出している状態で、XFE 技術を適用することで、装着者の方向以外の音声を波形上はほぼ見えないレベルにまで抑制できていることが分かります。
XFE 技術では、指向性をソフトウェア的に制御することが可能です。このため、装着者の方向だけでなく、装着者の真正面、対面話者の方向に指向性を形成することも可能です。2つの指向性は同時に形成することもできるため、装着者の音声と対面話者の音声を独立に分離して集音することも可能です。この機能は、対面接客業務の DX などに活かすことができます。
THINKLET®︎ は屋外で使われることも多く、強風が吹いている環境においては、ハードウェア的に防ぎきることができない風切り音が入ってしまう場合があります。このような風切り音は音量が大きいため、ウェブ会議等で送られる場合、極めて耳障りです。 THINKLET®︎ では、マイク配置の工夫によって風切り音が入りにくくなっていますが、さらに XFE 技術によって、風切り音を検出して聞こえないレベルまで強力に抑制することが可能です。副作用として、発話と風切り音が同時に重なってしまった場合には音声側も多少欠損する場合がありますが、全体として風切り音が抑制できることによって、会話品質を大きく向上させることにつながります。
THINKLET®︎ は 1ch スピーカーを背面に搭載しているため、ハンズフリー通話を行うことができます。外部に音声が漏れられない環境や、周辺騒音が大きすぎる環境においては、Bluetooth イヤホンや、有線イヤホンを利用することができます。出力音声は人間の声が聞き取りやすいように調整されて出力されます。
※ 2022年現在、当社調べ
※ The CES Innovation Awards are based upon descriptive materials submitted to the judges. CTA did not verify the accuracy of any submission or of any claims made and did not test the item to which the award was given.
THINKLET開発機本体
¥198,000(税込:¥217,800)
THINKLET開発機本体(研究教育機関向け)
¥99,800(税込:¥109,780)
THINKLET開発機は、お客様がAndroid SDKを利用したソフトウェアを開発しTHINKLETに搭載して利用することを想定した開発者向けの製品です。
THINKLETには画面がないため、一般のスマートフォンのように画面をタッチ操作することはできません。このため開発機の利用には技術的な知識が必要となることにご注意ください。 THINKLET開発者ポータル では、開発機の利用方法や、開発機を利用したソフトウェア開発の方法をご紹介していますので、ご購入前にご確認ください。
技術情報
・ THINKLET開発者ポータル
・ THINKLET取扱説明書
製品保証
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研究教育機関向け割引価格について
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送料
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